『ひらめきをデザインする──熱狂的ヒットのつくりかた』ジョン・コルコ
本の目次
第1章 デザインで製品開発する
第2章 製品と市場のフィットを見つける
第3章 人間の行動から隠れたニーズを見つけ出す
第4章 製品戦略を立てる
第5章 製品ビジョンを決める
第6章 リリースする
デザイン思考でヒットをつくる
デザイン思考。聞いたことがある方は、聞いたことがある思考法ではないでしょうか。
本書では、このデザイン思考で、ヒットを生み出すということがテーマに書かれています。
ここに注目・言葉・名言
「プロダクト管理にデザインを採り入れれば、人々の望み、ニーズ、欲求を明らかにし、人々の役に立ったり、人々を喜ばせたりする製品を作ることができる。大事なのは、心や魂を見つけること。従来のプロセスにデザインを採り入れれば、きっと今までにないような心に響く製品を作り、製品のユーザーとかけがえのないつながりを築けるだろう。」(p.42)
デザイン思考を取り入れる
デザインと言っても、見た目だけではなくて、商品開発の設計などで取り入れるといったことがあります。
単なる見た目を良くしようという話だけではありません。
商品をデザインする、考えるといったことですね。
この思考のプロセスを、デザイン思考と呼んでいます。
理解と共感を得る
「理解の目的は、知識を得ることだ。」(p.111)
「共感の目的は、相手の気持ちをつかむことだ。」(p.111)
理解し、共感する
商品を考えるときに、顧客を理解して、共感する。
こういうところを目指して、顧客を知ろうとすること。
これが、デザイン思考では大切ということです。
理解と共感。この2つで、商品を作っていくということですね。
どちらも、すぐに簡単にできることではないかもしれません。しかし、理解と共感を意識すると、ヒットする商品に近づくということです。
取り入れたいと思ったこと
製品コンセプト・マップというものの作り方が紹介されています。
名詞と動詞をつなげて、製品のコンセプトを作るというものです。
ちょっと言葉で説明しても分かりにくいかもしれません。図が本書で紹介されているので、詳しいことを知りたい方は、本書を読んでみてください。
これで、製品のコンセプトなどを考えたいと思いました。
コンセプトがいいか悪いかで、成果が大きく変わりますよね。コンセプトワークに使える方法だと思いました。
あわせて読みたい
『デザイン思考が世界を変える—イノベーションを導く新しい考え方』
ティム・ブラウン(著)
IDEOの創立者のティム・ブラウン氏の著書です。
デザイン思考の考え方などが書かれています。こちらも合わせて読んでみると良いですね。
『ひらめきをデザインする──熱狂的ヒットのつくりかた』ジョン・コルコ
ヒット商品を生み出す。
簡単にできればいいですが、そんな簡単ではないでしょう。
ひらめきを生み出して、ヒット商品を生み出す。
そんな思考法について書かれています。
デザイン思考を知りたい方や、ヒット商品を生み出したい方は読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆(★4.3)
ヒット商品をどうやって考えるか。
デザイン思考について書かれています。
デザイン思考で商品を開発したいという方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
デザイン思考で製品を考えたい方。
経営者。
『ひらめきをデザインする──熱狂的ヒットのつくりかた』ジョン・コルコ
今日の「ビジネス書をチカラに!」
デザイン思考を取り入れる
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