『How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)―私たちの働き方とマネジメント』エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント
- 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/10/09
- メディア: 単行本
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Googleの働き方
言わずと知れたGoogle。
そのGoogleの働き方、仕事のやり方。本書では、これらについて書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「普通の会社の文化は偶発的なものだ。誰かが意図してつくるわけではない。
それでうまくいく場合もあるが、成功の決定的要素を運にまかせていいのだろうか。本書で取りあげる他のテーマについては実験すること、そして失敗することの価値を大にして言いたいが、文化は実験に失敗した場合のダメージがきわめて大きい唯一の分野かもしれない。」(p.50)
会社の文化
会社によって、その「文化」が違いますよね。
大切にしていること、考え方などが違っています。
それは、意図して作られるものではないことが多いかもしれません。
そんな文化ですが、一度作られると変えにくい。
本書で、最初のテーマは、会社の文化です。
変えにくいから、はじめから考えておく必要がある。ということで、本書の最初のテーマなのだと思います。
ですから、どのような文化を作るのか。会社が進んでいきたい方向にあった文化を作りたいものです。
そういう意味で、本書でこのテーマが扱われているのは、参考になりますね。
最高のプロダクトを
「どれもそれなりに良いところもあったグーグルのプロダクトだが、ユーザには受け入れられなかった。最高のプロダクトではなかったために、当然の報いとして消え去ったのだ。グーグルのブランド力、優れたマーケティングやPR力といった追い風にも、凡庸さという逆風を跳ね返すような力は到底なかった。」(p.31)
うまくいかないプロダクトもある
Googleは、ベータ版で始めることが多いです。
そして、そのまま終わってしまうということもあります。
実験して、失敗する。
そういうこともグーグルにもあります。
最高のプロダクトを作らないと、そういうことになりやすいということです。
Googleでさえもそうなるのだから、他の企業でも同じですよね。
▼取り入れたいと思ったこと
「大きな成功をつかみたいのなら、単に「成長する」だけでは足りない。「スケールする」必要がある。」(p.114)
大きな成功には、成長ではなく、規模が変わることが必要ということです。
2倍、3倍とときには10倍と成長する。もしくは、もっと。
大きな成功には、こういうことが必要ということで、そういう分野に進出することが大切だと思いました。
How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)
「How Google Works」ということで、Googleの働き方、マネジメント、仕事のやり方について書かれています。
グーグル現会長で前CEOのエリック・シュミット氏と、前プロダクト担当シニア・バイスプレジデントのジョナサン・ローゼンバーグ氏の著書です。
Googleの働き方から、仕事のやり方を考えたい方が読まれると、参考になると思います。
読んでみてください。
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『Google誕生』デビッド ヴァイス

- 作者: デビッドヴァイス,マークマルシード,田村理香
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- 発売日: 2006/05/31
- メディア: 単行本
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▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.3)
▼ おすすめしたい方 ▼
人事担当者。
経営者。
★『How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)―
私たちの働き方とマネジメント 』
エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ

- 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/10/17
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